自分を楽しむ、50歳のポジティブ離婚プロジェクト

資金ゼロ、シェアハウスでの別居生活6年間を経て円満離婚。へこたれ50代のライフシフト記録です。

年を重ねる不安

先日、友人と老後の話になりました。
カラダのことなど、
年を重ねていくことが不安だと言います。

私には、月に一度 お会いしている先輩女性がいます。

その方を見ていて、
あまりにお元気でポジティブなライフスタイルなので、
そういう意味での不安が、私の中にはありませんでした。


この女性、、、お仕事で出会った方で、
確か年齢は80歳位なのですが、
私以上に姿勢も良く、小柄ですがさっそうとしていて
お洒落で、ひと回り以上若く見える 知的美女。

永年、会社経営に携わってきた才女で、
3・11、都内で一夜をご一緒したという運命的な出来事もあり、
この時の危機管理能力にも驚かされました。

ご主人に先立たれた傷心のハートを少しでも癒せたら、、、
と思いながら、いつもおしゃべりしていたのですが、
その後も定期的にお会いしてお食事などするようになりました。
(忘れようするのではなく、あえて積極的にご主人との
エピソードや気持ちをお話していただくようにしてきました)


この方の “ 自分らしさ ” と “ 自己管理 ” は徹底していて、
親も認めるほど、子どもの頃から意志がはっきりしていたそうです。

ご主人と共に楽しんできた楽しみは辛いからと
船の楽しみや海外旅行などは一切やめられ、
おひとりになられてからは、
セカンドステージをどう生きるかをテーマに
新しい趣味とライフスタイルを極めていらっしゃいます。

週2でジムに通って専属トレーナーの指導も受け、
家事現役、アロマの香り漂う 塵ひとつ落ちしてない
美しいお住まいで、
芸術的かつ社交的な規則正しい生活をおくる日々です。

経済的に余裕があるからという事もあるでしょうが、
それだけではない、あまりの素敵な生き方。

のほほん生活の私にとっては、
耳が痛くなるようなことばかりです。



その中でも、一番ユニークな選択をご紹介します。

それは…『ご自分のサポートチーム』を結成されたこと。


これは、何かあった時に力になってもらう為で、
お子様がいらっしゃらない事もあり、
現役世代を中心に、
ドクター、ファイナンシャルプランナーの他、
私を含め5名がメンバーのご指名を受け、
一昨年、一同が集まってお食事会もありました。
( 私はメンタルサポート担当かな ? )

最初お話を伺った時には、半分冗談かと思いましたが、
お食事会の席では、
最愛のパートナーであったご主人を亡くされた後の心境変化と
これからの生き方の決意とご挨拶を述べられました。

ユニークで、この方らしい選択だなと
心から思いました。


決して依存心からではなく、
自分らしく最期を締めくくるための準備として
元気いっぱいのうちに、
このような事をなさるという選択、心から敬服しました。


お金に対する感覚も本当に見事で、
死んでからではダメ、
生きているうちに、いいお金の使い方をするべきと
常々おっしゃっていて、

昨日は、娘の為に、新生活を応援させてくださいね、
と “ 自立祝い ” をいただいてしまいました。
恐縮してしまって、汗が噴き出てきましたが、
この方のポリシーをよくわかっている私なので、
結局、有り難くいただくことにしました。

シェアハウス暮らしをはじめる娘に、
私は布団くらいしか買ってあげられないな〜と思っていたので、
帰り道、優しいお気持ちがじわじわと来て
有り難くて、有り難くて、、、

家で娘に涙ぐみながら手渡したら、
娘も涙していました。

その後、そのお祝いを胸に抱き、
娘は目を閉じて何か祈っているようでした。
感謝の気持ちを送っていたのかしら。。。


私も、そんな素敵なコトができる人になります〜っ!
(今はムリだけど、、、)

年を重ねることは、悲しい事なんかじゃない。
もっともっと素敵な自分になることだと、
私は思っています。