先日、娘が大学の卒業式を迎えました。
これまでの学生生活、、、
親として、世の中に旅立つための
“土台づくり ” という責任 ( ギフトかな? ) が、
多少果たせたような気がしています。
いつかまた学生になるのもアリだろうけど、
あとは自分の力と責任において
頑張ってくれれば…と思います。
そんな親としてのしみじみとした想いとは裏腹に、
卒業式前日の夜まで、
着るものの事で相談メールが来てゴタゴタ。。。
アンチ “ 袴ファッション ” はイイけれど、
どうなんでしょう…?
今の娘には、そういう部分の自己表現が大事らしい ( 笑 )
まっ、そういう時期もありますね。
そして、進路に関しては、
結局、フリーランスという “ イバラの道 ” を歩むようです。
それも、私の仕事と同じ様な空間デザイン関係。
親としては、かなりビミョーな気分です。
ノーギャラではありますが、
趣味なのか仕事なのかわからないような作業を
チラチラ始めているようです。
住む場所だけはあるものの、
奨学金の返済も秋から始まるし、
収入の見込みも保証も全くないワケで、
日々、不安にさいなまれつつ、
どうやら … どんづまりに切羽つまることを
敢えて狙っているみたいです。
うん、確かに、、、自分の事を考えても、
この《 切羽つまる 》って、
とても大事なことだと、最近つくづく思うんです。
どんづまり経験を乗越えた分だけ、
何かを得ていくような気がしています。
人間 … 出来ることなら保証や安心が欲しいし、
ムリしないで過ごしていきたいと思うもの。
それでも、
かき消すことができない “ 心の声 ” があるなら、
一歩でも、半歩でも、
自分を追いつめていけば良いと思う。
そして、足場がなくなった時、
意外にあっけなく飛び下りてしまうのかも。
あとは… 火事場のバカ力です !! ( 笑 )
ハンデを乗越えて活躍している人たちの
突き抜けた強さと明るさ。
優れたスポーツ選手や武道家が
自分の限界に挑んで行き着く境地。
私の自立へのチャレンジなんて、
その一端を垣間みるくらいの、
ホントに小さなことだけど、、、
それでも、自分にとっては
ものすごい不安と向き合う過程。
臆病な自分も受け入れつつ、
どんな年齢になったとしても、
“ ゼロ ” から始められる。
一生かけて、、、
自分というものを探し、創っていく。
そんなオトナでいたいなぁ…と思う春でした。