突然ですが、、、
私は是枝裕和監督の世界観が好きなんです〜。
映画はもちろんですが、
最近拝見して、更に好きになってしまったのが、
TVドラマ『 ゴーイングマイホーム 』。( 2012年放送 / 関西テレビ )
http://ktvolm.jp/h/index.php?main_page=product_detail&shop=7&products_id=150363
リアルタイムでは観てなくて、
最近、ドラマの作品がある事を知って
DVDで拝見したのですが、
是枝監督の遊び心やメッセージが盛り込まれていて、
浅くも、深くも、何度でも、味わえます〜♪
このドラマの中に漂う空気と
今の私のマインドがシンクロしたというか、
子どものままの自分を許してもらえたようで、
とてもほっこりさせていただきました。
ドラマの中に “ クーナ ” という小人が出てくるのですが、
阿部サダヲさんの “ クーナ ” 、
クスッと笑えて、ホント癒されます♪
ドラマの主題歌である
槇原敬之さんの『四つ葉のクローバー』も
脳裏に焼きついてしまって、近頃、
歩いている時も、私の中でこの曲がずっと流れてます♪
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
この目で見る事ができないからといって、
そこにはないと決めつけてしまうことは
夢とか、希望とか、絆とか、愛を、
この世界にはないと
決めつけることと同じなんだ
※『四つ葉のクローバー』より
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
このフレーズが大好きです 。
是枝監督が好きな理由は3つあって、
・ストーリーの中に悪者をつくって裁いたりしないこと
・何気ない日常の中にある一番大切なものを描いているところ
・ダイレクトに語らない “ 隠れこだわり ” があるところ
正しさは1つじゃないと思う様になって以来、
ハリウッド的な “ 悪を倒してスッキリ ” 系の
映画には、感情移入できなくなってしまった私。
戦いの中に、家族愛や恋愛が差し込まれていたとしても、
『 悪 は 悪 』としか捉えていない時点で、
“ ちがう! ” と感じてしまう、ひねくれ者の観客です (笑)。
西洋人と東洋人の中に脈々と流れる
DNAみたいなものがあって、
西洋の文化は、『 制覇、君臨、コントロール 』が強く、
日本など東洋の文化は、『 融合、共存 』が根底に流れています。
ローマ等の石造りの神殿と、
日本にある寺院の木造建築をイメージしただけでも、
その違いは明らかだと思います。
当然、勝ち負けの価値観も違います。
すもうの勝者は、ガッツポーズを取りません。
どちらが正しいというのではなく、
私たちのマインドの中に根づいているものに
気づくのも、大事なことなんじゃないかと。
そして、目に見えない事に関しても、、、。
宗教などを毛嫌いしていながら、
お正月には初詣、子供が産まれたらお宮参り、
お墓参りでは、お線香を上げて「ご先祖様見守って下さい」
な〜んて祈るさま …
これって、海外の方が見たら、宗教行為にしか見えないのでは⁉
自然体で素敵な方ほど、目に見えるもの・見えないものを
自分なりに捉えていらっしゃるな〜と感じています。
また、俳句や短歌に代表されるような、
敢えてダイレクトな表現を避ける…“ 隠す文化 ” も、
日本人らしい “ 粋 ” な価値観ですよね。
是枝監督の作品が、海外で高く評価されるのも、
精神的な豊かさ、奥行きの文化へと移行しつつある
『 今 』という時代の現れなんじゃないかな〜と、
私は感じています。
さて、是枝監督の映画作品では、
『歩いても 歩いても』が好きなのですが、
(予告編 → ★)
やはり、家族ほど深いテーマはないと実感!
人生を決定的に左右するものが凝縮されています。
何気ないやりとりの中に、
家族ならではの「愛」や「毒」がちらつくところ、
是枝監督、さすがだな〜と。
自分のDNAに流れるものをもっと自覚して、認められたら、
自分らしい人生設計や終わり方も描けるような気がします。
夫婦や家族との関係づくりも 。。。