自分を楽しむ、50歳のポジティブ離婚プロジェクト

資金ゼロ、シェアハウスでの別居生活6年間を経て円満離婚。へこたれ50代のライフシフト記録です。

父からのメッセージ

父が亡くなってからというもの、
心の中はずっとザワザワしているのに

今までと何も変わらない現実が展開していることに
どこか違和感を感じつつ毎日を過ごしていました。

父が亡くなって悲しいとか、寂しいとか、
そういうわかりやすいものではなくて、
正体のわからない
ちょっと複雑なザワザワ感でした。


瞑想したり、
切ないバラード曲などに反応しまくる
自分を観察したり、
内側からわき上がって来るものを
何度も確かめていたのですが、、、



どうやら、

『愛と苦しみ』

というテーマだと気づきました。



“ 愛と苦しみはいつもセット ”

という私の中の定説です。



たとえば・・・

⇨ 恋愛は良いことばかりじゃない
 (楽しいのは最初だけで)

⇨ しあわせな関係は、長く続かない
 (何かしら問題発生する)

⇨ 愛には終わりがある
 (しあわせな時から不安で仕方ない)

というような私の信じ込み、
ネガティブフォーカス癖。




さらに、さらに、

その感覚にどっぷり浸ってみて
ある日、気づいてしまいました。


「んっ? 」

「あれっ? 」

「えっっっ⁉ 」


その切なさ ( というか…悲劇のヒロイン? ) に
どこか酔いしれているジブンの存在に!



過去を振り返ってみても否定できず、
改めて自分の体質を自覚したのでした。


愛を失う苦しみを、自分の中で美化する作業。
ネガティブなエネルギーを昇華させて
つくり上げる芸術のような。。。
( 平たく言えば … 単なるM体質⁈ )




そして、そのこととは直接関係なく、
前に進む力が欲しくて、
私のカラダからメッセージを受け取って
ナビゲーションをしてくれるセラピストの友人
レスキューを頼んでいたのですが、

そのお陰で、このテーマにつながる
オチ…大きな気づきがあったのです。




まさかの、
父からメッセージがあると伝えられ、

「父として愛情表現をしてあげられなかったこと、
お父さんがとても謝ってる」
と。


その時は深く捉えられず、
「そんなこと、わかってる、わかってる〜」
などと応えてしまったのですが、



翌日になってから、
その本当の意味がわかりました。。。





『愛』というものに対する

私の恐れ、不安定感、

その根底にあったものは、

“ 父 ” だったのです。




セラピストの友人
そのことをシェアしたところ、

私の胸のすごく深い部分に
大きな穴のようなものを感じて、
その時父からのメッセージを受けとったのだと
教えてくれました。



子どもの頃、父の笑顔というものを
見たことがなかった私。
寡黙な父と心が触れ合った記憶はありません。

私が結婚した年に脳内出血で倒れてからは
輪をかけて無口になり、そして晩年は痴呆症。


私は、父から得られなかった “ 安堵感 ” を
必死で誰かに埋めてもらおうとして、

いびつな愛情表現を
繰り返して来たのだと思います。




“母” という存在については
しつこく向き合って来た私だったけれど、

“父” という存在には
フォーカスしきれてなかったですね。


・・・これもきっと、父からのギフトです。





セラピーの時に、
「愛と苦しみって、セットでしょ」
と友人に言った時に、
(人間である以上、誰しも愛する人との別れの苦しみはあるわけだし…)


「みんながそう思ってるワケじゃないのよ」
と言われたのも、私にとっては目から鱗でした。




私のように
パートナーとの関係づくりが下手な人は、
お父さんとの関係を振り返ってみて下さい。

人生で一番最初の異性…お父さんが原点かもしれません。



これから改めて、父と心の交流を
深めていきたいと思います。

目に見えるかたちは消えたけれど、
今の方が近くにいる気がするから。。。