自分を楽しむ、50歳のポジティブ離婚プロジェクト

資金ゼロ、シェアハウスでの別居生活6年間を経て円満離婚。へこたれ50代のライフシフト記録です。

「白」と「黒」のあいだに

若い頃の口ぐせが
「 信じられない〜っ!」だった私。

人にも、自分にも、
許容できる幅はかなり狭かった気がします。



対応の悪いお店や騒がしい客に腹を立て、

期待外れな回答ばかりの取引業者にイラッとし、

毎朝、保育園の支度を急いでくれない娘にハッパをかけ、

価値観の違う夫に期待するのを止めました。



先日の記事で

“ 目に見えないもの ” を受け入れはじめて
現実との整合性に戸惑っている友人について
書きましたが、
(→ こちらの記事)

オトナ世代の私たちが
人間関係を息苦しく感じてしまう
その、根っこにあるのが・・・


『 正しさ 』であり、

『 白黒つけたいマインド 』

なのではないかと思います。



自制心が強い、頑張り屋さんの友人に、
以前のジブンを思い出しました。


『 正しくない人 』を
認めるワケにいかないのは、、、


『 正しさ 』を求めて、
必死に警めて来たジブンが、
ジブンの生き方が、
わからなくなってしまうから。




「 自分の娘に対して、
人に迷惑をかけるような人にだけは
なって欲しくないと思う… 」

と言う友人に、


「ふ〜ん、私なんて、娘に
“無断欠勤体験” すすめたりしちゃうけどね〜⁉」

と言ったら、、、

絶句してました!

( 安全に配慮しております。マネをしないで下さい…笑 )





“ 正しさ ” や “ 完ぺき ”

それらは、とても頑なで危うい。


“ 正しい人生 ” を歩むより

“ 自分らしさを楽しむ人生 ” を送りたいと

今の私は思う。



反対側に廻ってみたり、
裏返してみたり、
別の立場や、
別の国や、
時代が違ったら、

全く違うモノの見方ができたりするのだから



どんなに素晴らしいコトも…

「それもいいかも知れないな〜」
ぐらいの受け入れ方でイイし、


どんなに酷いと思ったコトも…

「きっとそれには理由があるんだろうな〜」
と思える余白を持っていたい。




人は、ひと。

自分は、じぶんらしく

行動すれば良いだけ。

(実はこれが簡単じゃないンだけど…)



夫と暮らしていた時には、
ずっと『 正しさ戦争 』を
続けていたような気がします。

両者とも、
自分なりの “ 常識 ” という
鎧でぶつかり合って、

擦り合わせることも知らずに、
それぞれ被害者ぶってました。




でも、本来、日本人のDNAは
白黒つけるように
設定されていないように思います。


『 曖昧さ 』は

“ 懐の深さ ” であり、

日本ならではの

美学なんじゃないかな。



ただ、永年自分を支えてくれていた
“ 正しく生きよ ” という
面倒くさいつっかえ棒は、
そう簡単には一掃できません。


違うソフトを立ち上げても
しつこく残っている環境設定のごとく、
その場、その場で
ひとつひとつ解除していく必要があるようです。


そんな私に気づいて、

ときどきひとり苦笑。




誰かや自分をコントロールしようとせず、
ゆらゆらとしなやかに揺れる枝のように、

自分らしい『 グレー 』を探していきたいです。


そこにお茶目さが加われば
… さらによしかな♪