自分を楽しむ、50歳のポジティブ離婚プロジェクト

資金ゼロ、シェアハウスでの別居生活6年間を経て円満離婚。へこたれ50代のライフシフト記録です。

母との糸を切る

仕事絡みで、実家に2泊してきました。
別居生活をはじめてから2度目の帰省でしたが、
前回とは全く違う感覚がありました。


自立生活も半年近くになり、
そろそろ母に報告してもいいかな〜、
伝えられたら重荷が下りるかしら〜と
思っていましたが、

簡単に理解してもらえるはずもなく、
伝え方の事を思案する度に、
行く前から暗い気持ちで満たされていました。


実際、実家についてからと言えば、
痴呆の父の介護で精神的余裕のない母は、
( 基本的に状況を受け入れてはいるものの… )

子供の様な行動をする父に対し、
あれはダメ、これはダメ、こーしろ、あーしろ、
父の方も、うるさい、ばかやろう、、、などと
お互いに罵り合ってばかり〜。


こんな様子を見ていて、
冷静でいられないのは、

自分以外の人の考え方や行動を認めない
母の様子を見る度に、
私のトラウマが うずくから!
(結婚してからは、夫がその役割を…笑)


本来、介護疲れの母の気持ちに寄り添ってあげて
少しでも気持ちを軽くしてあげるべきところでしたが、

義姉との幼稚な嫁姑話をされた時には
さすがにこらえきれなくなり、

「 ひとりひとり正しさって違うんだよっ!
 お互い、自分の正しさを認めさせようとするから
 うまくいかないんだよっ、
 誰も悪くないし、
 やりたくない事はしなくていいの〜っ!」

とぶちまけて、母を泣かせてしまいました。
( 全く後悔してません。
お別れの時にはハグして来ました… )



結局、このような事で頭がいっぱいの母に
別居の事を伝える事は止めたのですが、

それ以上に、
今回の実家滞在ではっきり自覚した事があって、
正直、そんな事なんて、
どうでも良くなってしまったのです。


それは、私の “ セルフイメージ ” について。

出張での仕事を終えて、
現場近くのホテルのビューラウンジで
お茶していた時でした。


自分にいろいろ質問してみたら、

実家に帰って来てから、
私の “ セルフイメージ ”
急降下してるコトに気づいたのです。

何故なら、
《 母や実家の様子 = 私のルーツ(本当の私) 》であって、

どんなに自分を変えよう、変えたと思っても、
「本当のあなたのポジションはココなのよ、忘れないで」と、
無意識レベルで、しっかり引き戻されている事実に気づいたのです。


ある意味、
《 自分の “ ルーツ ” = 自分の “ セルフイメージ ” 》
間違いないのですが、

母との “見えない糸” を切る作業も大事だな〜と
心から感じたのです。
( 男性の場合は父親かな? )



関係あるけど、関係ない

母は母で、私は私!

実家は実家じゃ。


冷たいようですが、
きちんと『分離』が出来る事で
かえって(ムリなく)優しくなれるように思います。



自分の位置づけは、、、

自分でするのだ!

できるのだ!


母は嫌いじゃないし、
毎日ホントに良く頑張っていて尊敬するけれど、
私とは、まるきり違う『個』なのです。




そして…… そこまで来て、
こんな感覚も芽生えてきました。


それは、“素” の自分を愛するコト。

『 “素”の大切さ 』です。


メイクしている時の自分、
人と会っている時の自分、
お洒落している時の自分も確かに自分だけど、、、

それって、やっぱり表面的なもの。

(ムリに頑張ろうとすればする程、
本当の自分と乖離してしまうんだな〜)


素顔の自分、
プライベートの自分、
プライベートな空間、

誰にも見せない(見せられない?)自分こそ、“ 本当の自分 ” 。

それこそが、 “ セルフイメージ ”、
潜在意識内の “ 自分 ”。

自分にはウソをつけない!



さて、出張を終えて翌日のこと、

仕事の会話で、
「普通はしないでしょ…」というフレーズに
早速イラっと来た私。


母との糸を切る作業、そう簡単ではないようです。。。