仕事絡みで、実家に2泊してきました。
別居生活をはじめてから2度目の帰省でしたが、
前回とは全く違う感覚がありました。
自立生活も半年近くになり、
そろそろ母に報告してもいいかな〜、
伝えられたら重荷が下りるかしら〜と
思っていましたが、
簡単に理解してもらえるはずもなく、
伝え方の事を思案する度に、
行く前から暗い気持ちで満たされていました。
実際、実家についてからと言えば、
痴呆の父の介護で精神的余裕のない母は、
( 基本的に状況を受け入れてはいるものの… )
子供の様な行動をする父に対し、
あれはダメ、これはダメ、こーしろ、あーしろ、
父の方も、うるさい、ばかやろう、、、などと
お互いに罵り合ってばかり〜。
こんな様子を見ていて、
冷静でいられないのは、
自分以外の人の考え方や行動を認めない
母の様子を見る度に、
私のトラウマが うずくから!
(結婚してからは、夫がその役割を…笑)
本来、介護疲れの母の気持ちに寄り添ってあげて
少しでも気持ちを軽くしてあげるべきところでしたが、
義姉との幼稚な嫁姑話をされた時には
さすがにこらえきれなくなり、
「 ひとりひとり正しさって違うんだよっ!
お互い、自分の正しさを認めさせようとするから
うまくいかないんだよっ、
誰も悪くないし、
やりたくない事はしなくていいの〜っ!」
とぶちまけて、母を泣かせてしまいました。
( 全く後悔してません。
お別れの時にはハグして来ました… )
結局、このような事で頭がいっぱいの母に
別居の事を伝える事は止めたのですが、
それ以上に、
今回の実家滞在ではっきり自覚した事があって、
正直、そんな事なんて、
どうでも良くなってしまったのです。
それは、私の “ セルフイメージ ” について。
出張での仕事を終えて、
現場近くのホテルのビューラウンジで
お茶していた時でした。
自分にいろいろ質問してみたら、
実家に帰って来てから、
私の “ セルフイメージ ” が
急降下してるコトに気づいたのです。
何故なら、
《 母や実家の様子 = 私のルーツ(本当の私) 》であって、
どんなに自分を変えよう、変えたと思っても、
「本当のあなたのポジションはココなのよ、忘れないで」と、
無意識レベルで、しっかり引き戻されている事実に気づいたのです。
ある意味、
《 自分の “ ルーツ ” = 自分の “ セルフイメージ ” 》は
間違いないのですが、
母との “見えない糸” を切る作業も大事だな〜と
心から感じたのです。
( 男性の場合は父親かな? )
関係あるけど、関係ない
母は母で、私は私!
実家は実家じゃ。
冷たいようですが、
きちんと『分離』が出来る事で
かえって(ムリなく)優しくなれるように思います。
自分の位置づけは、、、
自分でするのだ!
できるのだ!
母は嫌いじゃないし、
毎日ホントに良く頑張っていて尊敬するけれど、
私とは、まるきり違う『個』なのです。
そして…… そこまで来て、
こんな感覚も芽生えてきました。
それは、“素” の自分を愛するコト。
『 “素”の大切さ 』です。
メイクしている時の自分、
人と会っている時の自分、
お洒落している時の自分も確かに自分だけど、、、
それって、やっぱり表面的なもの。
(ムリに頑張ろうとすればする程、
本当の自分と乖離してしまうんだな〜)
素顔の自分、
プライベートの自分、
プライベートな空間、
誰にも見せない(見せられない?)自分こそ、“ 本当の自分 ” 。
それこそが、 “ セルフイメージ ”、
潜在意識内の “ 自分 ”。
自分にはウソをつけない!
さて、出張を終えて翌日のこと、
仕事の会話で、
「普通はしないでしょ…」というフレーズに
早速イラっと来た私。
母との糸を切る作業、そう簡単ではないようです。。。