自分を楽しむ、50歳のポジティブ離婚プロジェクト

資金ゼロ、シェアハウスでの別居生活6年間を経て円満離婚。へこたれ50代のライフシフト記録です。

離婚で向き合う課題 その3…「子供のこと」

『離婚にまつわる諸問題』のつづきです。
( → その1「お金の話」、→ その2「住まいの話」 )


本日は、
◆ 子どもの問題 … 〈 子育て力 〉


「離婚」と「子ども」との関係性について、
私なりに書いてみたいと思います。


50代の場合、
もう子育て終了のタイミングかと思いますが、
逆に、意志を持ったオトナとして、
親の行動、生き方、人間性
しかと、子どもに見られておりますっ!
( 見たくない気持ちとは裏腹に〜 )

成人していたとしても、
子どもへの影響は大だと思って間違いない。
別れるコトそのものよりも、
気にしなければけないコトがあると、
私は思っています。



大きくは、以下の2つ。

『 子どもは、母も父も絶対キライになれない 』

『 親の姿が、子どもの幸せのつくり方に繋がる 』



では、まず
『 子どもは、母も父も絶対キライになれない 』について。

→ 母としての努力目標 ♪
【 子どもの前で、
 夫(配偶者)の人間性や存在までは否定しない 】

親同士のいざこざは、子どもにとって堪え難いもの。
たとえ、どんな親だったとしても、
まるで、自分の一部が闘い合っているような
そんな苦しい気分だと思います。
子どもにとって、親を愛するということは
本能的なものだから。

何とか夫婦で考えの違いを擦り合わせられれば、
それに越した事はないのですが、
( 離婚の決断は、最後の最後で良い )

別れることが避けられなくなった時、
“ 夫婦として ”
子どもにどういう関係性を見せられるのか
… だと思います。


はいっ、文句はいくらでもあるでしょう〜。
子どもに愚痴りたい時だってあるでしょう〜。

ただ、どんな父親だったとしても、
父親を否定することは、
子どもの半分を否定することになる・・・
そう思った方が良いと思います。

出来事や、考え方の違いなら良いけれど、
子どもの前で、決定的なところは否定しない。
例え、アルコール依存症だろうが、
DVだろうが、浮気性だろうが…。

せめて別れ際だけでも、
親として頑張ってみましょう。


我が家の場合は (離婚ではなく別居ですが)、
どういう巡り合わせか…父娘生活が始まって、
永年の父と娘の不仲が解消されるという
うれしい副産物がありました。

乗り越えるのは大変だったと思いますが、
父を許せた娘は、すごくラクになったみたい。

こんなことだって、あり得るのですから。




次は、『 親の姿が、子どもの幸せのつくり方に繋がる 』について。

→ 母としての努力目標 ♪
【 親子(特に父と子)の関係は、一生大事にする 】


親が好きだろうが嫌いだろうが、
子どもは否応なく影響を受けるもの。

心理学的にも、本人の気持ちとは関係なく、
潜在意識にしかと刻まれるものだそうです。
正の影響だけでなく、負の影響(あーはなりたくない)も。

パートナーシップはもちろんですが、
人間関係、仕事、お金といったものまで、
親がどのようにとらえていたか…
子どもは影響を受けていて、
自らそれに気づくまで、変えることは難しいようです。
完全なる刷り込み効果です。

社会に出て、結婚して、家庭を築いて、
自分らしいシアワセを形成していくにあたり、
親子が和解できるための余地だけは
残しておいた方が良いと思います。
( どんな親だとしても… )


例えば父親は、
心理的に、 “社会性” を象徴していて、
仕事やお金、リーダーシップなどに
影響が大きいと言われています。

だから、社会に飛び立つ
20代〜30代からの影響が大きいのです。

特に、男子の場合は、
父親との関係を大事にしてあげる配慮が必要かも。
父親に対して、
子どもの心の中で、ダメな人間、失敗者という
烙印を押したままだと、
思うように社会で活躍できない事が多いとか。

経営者として成功するための大事なステップに、
“ 父と和解する ” があったりするくらいですからね。
( 父と確執がある男性って、びっくりする程多い )


一方、女子の場合、
父親に甘えらなかったり、頼れなかったりすると、
心の中に「甘えたい欲求」が蓄積されてしまって、
男性との距離感がうまくいかなくなったりするそうです。
( これ、私かも… )



そして、最後に・・・

前向きに人生を楽しむ親の姿は、
子どもの未来に影を落とすものではないと、
私は思います。

たとえ、それが
離婚というカタチであったとしても。


母も、父も、
自分らしく生きるために
別々の生活が必要だったんだ。

そう感じてもらえるような生き方、
最期の瞬間まで、
そんな姿を見せられたら … と思います。



親と子は、
ずっとずっと、ずっと親子だから。。。





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