再び、“ いいたい事が言えない ” という話について。
人の話を聞きながら、
「もっとこうしたらいいのに〜」と
無意識に相手のあら探しをしてしまう
(良く言えば、改善方法を探す)
私の “ネガティブフォーカス” 、、、。
メカニズムが解っても、
悲しいかな…なかなか改善できません。
イヤミな自分を隠していることも苦しいし、
感情が処理できていないから、
勇気を出して発してみても上手くいかない。
言わなくてもスルーできる人になるのにも
まだまだ時間がかかりそうだし。。。
(ハウツーではなく、自然体で出来るのが理想ですが)
そんな折、娘のコミュニケーションスタイルに
はっとさせられました。
大学の授業での研究発表の話をしていた時でした。
あるグループの発表で、
ちょっと納得がいかない部分が気になった娘は、
こんな質問を投げかけたのだそうです。
「先ほどの○○の方法論についてですが、
他のやり方もあるような気がするのですが、
どうでしょうか?」
あっ、これだと思いましたっ!
意見したり、指摘したりするのではない
もう一つの方法〜!!
“ その方法は違うんじゃないですか。
こういうやり方の方がいいと思います ”
…というスタンスとの違いは明らかです。
相手を嫌な気持ちにさせず、
相手を信頼し、
自ら考えさせ、
相手から答えを引き出す。
(考えてみたらコーチングスタイルですね♪)
「でも、○○子はどうしてそんな風にできるの?」
と聞いてみたところ、、、
「 だってさ、自分たちの発表が穴だらけって、
一番わかってるのは自分たちなんだよ。
だから、私がわざわざ指摘する必要ないでしょ 」
何故か、思わず涙がこぼれた私。
私に出来ていないことだわ 。。。
娘は、「 自分もそういう時があるからわかる 」のだと。
これって、必死な努力と忍耐で
勝ち組を目指してきた昭和世代との
ギャップかもしれないなぁ。
弱い人間の気持ち、
逃げたくなる様な気持ちを察する気持ちが
私には足りなかった。。。
自分のした事は自分に返って来るのだから、
私が裁判官する必要なんてないんだし。
(弱い自分を許せてない事の現れなんだな〜)
また、娘は、
まず相手をリスペクトした上で発言する事も
心がけているのだそう。
そうか、、、
だから自分の考えを押しつけて来る
父やバイト先の上司とも
上手くいかなかったわけね…と納得。
あまちゃんな娘ですが、
昭和世代が見落としてきた生き方や価値観を
持っているところがおもしろいです。
私のように、子どもの頃から親に甘えられず
感情を吞み込むクセがついてしまった人って、
沢山いると思います。
先日、namiさんがコメントに書いて下さった
『感情を伝える』というのも試してみたいし〈先日の記事→★〉
もちろん、腹にある事をそのままぶつけたってイイ、
ケースバイケースで、いろいろやってみたいですね。
話がヨコにそれますが、、、
ちなみに … こういう人って、
“ M体質傾向 ” なんだそうですよ。
親に甘えられず、
言いたい事をのみ込んで自己処理して来た人。
( “ S体質 ” は、親が圧力的だった場合が多いらしい )
この “ S体質 ” と “ M体質 ” 、
興味本位にしか語られませんが、
最近、タオや生きる本質に繋がってる気がしていて、
マジメに研究して、
そのうち記事にしてみたいと思ってます。
マニアックすぎるかな〜。
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