自分を楽しむ、50歳のポジティブ離婚プロジェクト

資金ゼロ、シェアハウスでの別居生活6年間を経て円満離婚。へこたれ50代のライフシフト記録です。

50代の別居ライフ

いつまで続くのかな〜。
この “ 別居 ” という中途半端な状態。

最近知ったのですが、
別居生活1年以内に離婚に至るケースは “ 7割 ” とか 。

言う程悩んでない気もするし、
意外に力を奪われているような気もするし、
別にこのままでもいいじゃんって気もする
今日この頃 。。。



ただ、この間、仕事場で言われたんです。
「最近、スゴくいい感じになったんじゃない」って。

どんなところを見て
そんな風に言ってくれているのかは
自分では良くわかりませんが、、、


愚痴等をさんざん聞かせられたりすると、以前なら
“自分を変えようとしないから、上手くいかないのよ〜”
な〜んて心の声もあったように思います。

しかし、最近は、
いくら愚痴を聞かされたとしても、
みんなそれぞれ必要があって体験してるんだから、
それでいいのだ ( バカボンのパパのように )

… と、確かに、穏やかな気持ちで
ニコニコ話を聞いてあげられるようになってます。

笑顔も出るようになったと思います。



別居生活も9ヶ月。
改めて、50代の別居生活について考えてみました。


熟年離婚の場合、
堪りかねて…とか、念願の…とか、
三行半的ムードが漂いがち。。。
別居するケースは少ないようですが、
逆に、別居したまま離婚もしないというケースもあったり。


だから、これは少数派の意見になるのでしょうが、
別居は、案外 “良き時間” になり得ると、私は思います。


長い長い、家族と過ごした時間や関係を
いきなり終わらせるのではなく、

夫と、妻と、
別々な場所でゆったり呼吸して、
いろいろ振り返ってみたり、
相手の気持ちを思いやってみたり、

少しづつ、こんがらがった糸を
整理したり、間引いたりしていくような。。。


もちろん、奇麗ごとばかりではなく、
恨みや怒りが込み上げてくる場合もあるでしょうが、

時間と距離が解決してくれる事も多いし、
自分をひと休みさせてあげて、
それまで我慢して来たような楽しみを
実現してみたりすると、気持ちも変わるもの。

貴重なシフトチェンジの時間ととらえて、
なだらかな変化を味わうのもアリだと思います。



以下、私なりの『 別居について 』です。

〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜

◆ 別居の安堵感

帰宅して部屋に入る瞬間の安堵感は、今でも続いています。
先日、瞑想していた時に、
ふと夫と暮らしていた時の感覚がどっと甦って来て、
その時のどうしようもない苦しさに、寄り添ってあげました。
しばらく忘れていましたが、
相当ツラかったことを思い出しました。
その時の感じが、重いどんよりしたグレーの空気なら、
今の毎日は、鳥の鳴き声が聞こえてくる晴天の空気です。


◆ 夫との変化

夫との事よりも、別居できたことで、
まず自分に対する信頼が生まれたと思います。
喪失感でフラフラだった時期もありましたが、
“自分の中の闇” と決別できたような、そんな感覚があります。
夫にとっては、妻がいなくなって初めて
現実をリアルに捉えられたと思います。
手紙の内容も、噛みしめてくれたんじゃないかな。
夫は夫で、何かを乗越えてくれていると信じています。


◆ 生活エリアの変化

当初、全く違う沿線に暮らすことに抵抗があったのですが、
新しいお店を発掘するなど、今は新鮮に感じています。
そして、何より良かったと感じているのは、
電車の中で知っている人に会わないこと!
夫はもちろん、同じマンションの人や、○○ちゃんのママに
遭遇することもない事が、とっても気ラクなんです。
全く新しい街で暮らし始めるという事で、
白いキャンバスから自分を始められた感じがしています。


◆ 父娘の関係

中高時代から険悪だった父娘の関係が、
緩和されてきた事はすごい変化です。
娘もシェアハウスから出戻った当初は
「おかあちゃんと住みたいよ〜」とゴネていたのに。
娘と母の関係は切っても切れないけど、
父娘生活修復の機会が作れた事は嬉しい誤算でした。
夫への手紙にも、
「沢山失敗するだろうけど、見守ってやって下さい」
と書いた事もきいてるかな〜。


◆ 別居で困ること

自分の基本情報がはっきりしない事は、やはりストレス。
ただ最近は、そんな宙ぶらりんにも正直慣れてきました。
シェアハウス入居時に、離婚が成立次第、
手続き変更しましょうという話をして…早9ヶ月。
シェアハウスで自分の名前をどう名乗ったらいいのかも
迷ったし、郵便受けには二つの名字を書いてあります。
郵便物の転送も、郵便局の気まぐれで上手くいかず、
古巣に取りに行ったり、娘に頼んだり。
場合によっては、仕事場で荷物を受け取ったりも。


◆ 未来に向けて

恋愛したいというより、もう一度、新しい自分で、
パートナーシップを最初からやり直してみたい、
体験したいという願望が大きいかな。
最近は、自分の事もずい随分理解できて、
自分に合う人もわかるような、、、気がします。
いい事ばかりじゃないと思いますが、
きちんと自分の気持ちを伝えたり、
理解し合えるチャレンジをしてみたいです。

老後の心配もゼロではないけど、
心配するより、自分に投資することかなって。
自分に見合ったものが現実になると思っているので。

あとは人。
魂でつながれる仲間や、いざという時頼りにできる人も、
かけがえのない私の財産です。

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夫婦の数だけ、夫婦のかたちはあって、
正解も間違いもないのに、

自分だけが出来が悪くて、
誰にも気持ちすら吐き出せない。
深呼吸することも忘れて、
ただ毎日を何とか生きている。

そんな人は多いのかもしれません。


私の道も、“これが正解” ってワケじゃなく、
ひとつ選択肢として、
誰かの生き方の幅を広げる
きっかけになれたら…と思って書いています。



コメント、ひとり言も、歓迎です♪

気持ちを出せる場所って必要だし、
自分だけじゃないって思えるかも。