離婚を自分に許可した後も、
夫と離婚の話をする気持ちには、どうしてもなれませんでした。
もちろん、娘にも。
このことに、どうしても正面から取り組めないのです。
向き合おうとすると、吐き気がしてくるようでした。
いっそ、夫が DVとか、借金地獄とか、
そんな、どうしようもない事情だったら
スパッと決断できるのに、、、そんな事まで考えてました。
どんよりした闇の中にいる、
焦燥感でいっぱいの自分をいつも感じていました。
自分自身を変えたくて、
もがいて、もがいて、
いろんな事にチャレンジしていました。
そんな意気地のない私に、ある夜、変化が起きました。
離婚をすると決めてから、2年以上経ってました。
シャワーを浴びていたら、
〜何故、今まで夫に何も言えなかったんだろう〜
…そんな気持ちが急に湧いてきました。
なんだか不思議でした。
その日は、たまたま娘が外泊の日。
浴室から出ながら、
〜いきなり離婚の話じゃなくて、一歩すすめる道だってあるじゃない。
むしろ、“離婚”という言葉は敢えて出さない方がイイ〜
そんなひらめきがありました。
お風呂上がりの私は、夫に話しかけました。
私「将来、そっちは何かしたいこととかある?」
夫「いや、別に、定年まで働いて…ぐらいしか考えてないけど…」
(…やはり、そうですよね、受身人生ですもんね)
私「私、将来は社会貢献がしたいんだ…地方に行くかもしれないし、
家を出るかも…」
夫「いつとか、決まってるの?」
私「具体的には決めていないけど、▲▲子が大学卒業してからかな」
夫「うん、具体的に何か決まったら、また言ってよ」
これだけの短いやりとりでしたが、、、
私にとっては、すごい一歩、いや半歩かな!
半歩の道もあったんです(笑)
突破口さえできれば、
あとはなりゆき次第でどうにでもなると思えました。
結局、この3ヶ月後に離婚の話をすることになったのです。
その話はまた。