自分を楽しむ、50歳のポジティブ離婚プロジェクト

資金ゼロ、シェアハウスでの別居生活6年間を経て円満離婚。へこたれ50代のライフシフト記録です。

離婚で向き合う課題 その2…「住まいのこと」

『離婚にまつわる諸問題』のつづきです。
( → 前回は「お金の話」 )


本日は、
◆ 住居の問題  … 〈 住む力 〉 について

子供が成人している、50代の
私なりの偏見(?)で書かせていただきます。



“ 離婚はしたいが、資金ゼロ ” という私にとって、
重く重くのしかかっていた課題は、
« 家を出た後の住処 » のことでした。

ホームレスになるコトさえも、
本気でアタマをよぎっていました。
( 裏を返せば … それ以上に、
“ 夫と暮らしているのは危機的だった ”
ということ )

雨風をしのぐのって、どこがいいんだろう。
あの建設中の現場って、入れるのかな〜なんて、
漠然と考えたりもしてました (笑)



正直、別居する前、
外野からいろいろ言われました。

「 家をもらえばいいのに… 」みたいな、
有利に別れなさい的アドバイス

みんな、私のコトをいろいろ心配してくれました。



でも、実際、家を出てみて、
“ 自力で生きていく ” という選択は、
なかなか気分が良いものでした!

夫からの経済的なサポートがない方が、気分スッキリ〜。
(あくまで個人的な感想です…笑)

私にとって、『 依存 』を断つために
とても意味がある選択だったと思っています。


仕事やお金に対する気持ちも変わり、
毎月家賃が払えることに感謝しています。

一人になってみて初めて、
私の中の “ 自立エネルギー ” が、
機能しはじめたというか 。。。

「何とか自分で生きていける、生きていこう」
という自己肯定感も、
何ものにも代え難いギフトでした。

もし今仕事がなくなったとしても、
“ 火事場の馬鹿力 ” で、
きっと生きていける気がします。


私が選んだのは、シェアハウス。

家を出て、生活が安定するまでの間、
光熱費込みで初期費用も抑えられる
住まいは本当に助かります。

( その間に、次のライフスタイルを
模索すれば良いと思います)


私のようなシェアハウス暮らしを、

“ イイ歳をして惨めったらしい ”
と思う事もできれば、

“ エイジレスでしなやかな生き方 ”
と捉えることもできるし、、、

その人の考え方ひとつです。

全く違う暮らしを体験してみることは、
新しい発見がいっぱいです。



そして、更に最近気づいた大事なコト…

《 住まいは、生き方そのもの 》

なのかもしれないなと。


「 家 」が成功の証、富の象徴ではない時代が
来ているように思うんです。


ちょっと話が飛びますが…

かの『 方丈記 』によると、当時 (平安末期)は 、
火事、竜巻、飢饉、大震災などの天災が続いて、
家に対する意識が全く違っていたようで、
永続的に住めるものとは捉えていなかった
らしいじゃないですか。
( 何だか現代とリンクしません? )

作者の鴨長明さんも、山に引っ越して、
五畳くらいの簡素で組み立て式で移設可能な
今で言うユニット式の住まいで
ミニマムな暮らしをされていたご様子。
( 私のシェアハウス暮らしに近くて、親近感〜♪)

↓ ※方丈記について、詳しくはこちらの本で
『 無常という力 』玄侑宗久


私たちが立派な家を建てて満足していたのは、
たまたま災害が少ない時代だったからであって、
これからは違うかも・・・。


土地や家が自分をシアワセになんかしてくれません。
子どもだって、それぞれの生き方があります。

所有にこだわったり、
誰かに依存するのを止めて、
私は、住まい方と暮らし方を
選んでいきたいと思っています♪


例えば・・・
コウハウジングコレクティブハウスと言われる
北欧発祥の住まい方。

共に夕食を食べ、
多世代のいろんな価値観に出逢い、
尊重しあえる
お隣さん達との生活です。

いま、日本でもジワジワと
人気が出て来ているらしいですよ。


家族であっても、家族でなくてもいい、
世代を越えて、心を通わすことができる人たちと
程よい距離感で助け合える暮らし方 、、、

今のシェアハウスでは実現できないものが、
ある気がしています。



離婚や別居を機に、
自分らしい住まい方、暮らし方を考えてみる。

そんな意識のリセットも、
悪くないと思いませんか。


そういう多様な選択肢が、
これからもっと増えていくと思いますし、
私自身も創っていけたら素敵だな〜と思っています。


〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
→ 迷いがある方へのアドバイス

どんなに苦しくても、自分でやっていこうと
覚悟できるまでは、離婚ではなく、
別居が良いと思います。
勢いはNGです! ( 体験としてはアリかな…笑 )
夫との話し合いも、覚悟も、必要です!

そして、収入面の問題で
アパートが借りられない場合も多いですが、
何とか仮住まいが手当できたなら、
落ち着いて、リアルに考えてみましょう。
私にとって、自分らしい未来とは、
どんなものなのか…と。
次のアクションは、それからで良いと思います。
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜


さて、最後に参考情報です。

コレクティブハウス関連で
近々、こんなフォーラムがあるらしく、
私も是非参加してみたいと思っています。

ご興味のある方、
参加されてみてはいかがでしょう。


NPOコレクティブハウジング社  主催
東京ウィメンズプラザフォーラム

日 時:11月7日(金) 18:50〜20:50
参加費:1,000円
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住まい方講座&ワークショップ

一人暮らしも核家族も、
多世代で暮らし
心豊かに生きる住まいを考えよう
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詳しくはこちら → ☆