だいぶ前のことになりますが、
夫との関係に悩む友人から
毎回聞かされていた
夫の圧力的な行動やこんがらがったやりとり。
その頃、
当の友人にも、私にも、
モラハラという意識がなく、
「こーしてみたら?」
「あーしてみたら?」
などと、助言していたのですが、、、
今、考えると
全く的を得ていないアドバイスを
していたな〜と反省しています。
“借金” や “働かない” などといった
わかりやすい問題行動とは違って、
グレーゾーンのモラハラも多いから、
気づきにくいのかも。
DVやモラハラって
表面的なところだけを見て
→ 問題行動する夫
→ 女性は被害者
という理解になりがちなんですが、
夫婦間のトラブルにおいて、
片一方だけに要因があるなんてあり得ない!
( 自戒を込めて… )
凸には、凹が必要で、
マッチしているから関係性が成り立つわけで。
凸 心の奥に 抑え込んだ感情があって、
「お前が悪い」と
圧力をかけてくる夫に対して、
凹 妻の心の奥に 「罪悪感」というぽっかり穴が
存在していると、
マッチングが成立してしまうのだと思います。
(たいていの場合、子供のころの親子関係が要因)
…ということで、
モラハラのような困った夫との関係を変えるには、
「凸」と「凹」の
磁石のような関係を崩すことだと思います。
例えば、、、
凸 夫から圧力をかけられたとしても
凹 その圧力を受け取らずに毅然とした態度をとる
私の友人も、
「あーしろ、こーしろ」と
干渉してくる夫に対して、
「しばらく自分と向き合うことに集中したいからっ!」
と言ったら、
「えっ…⁈」という反応で、
夫が大人しく引き下がったと言ってました。
そして、根本的な解決に向けては、
自分の中にある “根っこに” 気づいて
癒すことしかないと思います。
夫の問題行動の方に
意識をロックオンされていたり、
夫に変わって欲しいと願っているうちは、
事態は変えられません。
夫に向けていた矢印↑↑↑を
自分に向け直して↓↓↓
ぽっかりあいている穴を埋めること。
自分の生い立ち、親との関係の中で
刻まれてしまった勘違いに気づいて、
終わらせることだと思います。
私の場合は、モラハラとは違ったけれども
結局、夫婦関係の問題は同じような構造。
誰しも、自分の中に未解決の感情が残っていて、
それは決して自然消滅はしないんですね。
他人の前では重厚な鎧で隠せるんだけど、
その分、家庭内では
未解決エネルギーがぶつかり合う場に
なってしまうんだと思います。
お互いを尊重し合う
仲睦まじいご夫婦を見るにつけ
心の底から尊敬してしまいますね。
仕事で結果出すより
ずっとずっと難しいことだと思うから。